堺化学工業は、タイの塩ビ樹脂安定剤メーカーSSC社の株式90%を取得し、子会社化することを決定した。国内市場が縮小する一方、海外新興国では需要が増えているため、海外市場での事業展開を加速する狙いがある。株式取得価額は非公表で、株式取得予定日は2018年8月2日。M&Aアドバイザーとしては、堺化学工業が海外市場での事業拡大を目指す中で、SSC社の買収は戦略的な一手であると評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。